シュール習字の歴史

2005年


6月某日:
S氏によって、"目安箱"と書かれた小型の空箱が某所に設置される。 何かの目安を約5cm四方の紙に書いて投稿するというルールの下で 行われ、当時の作品としては、「小さじ1/27」「東京ドーム2杯 半」「伸びた猫くらい」が有名である。


その数日後:
投稿作品の幅は急激に広がり、実験的な作風が目立つようになる。絵 や図を書き込む動きが見られたのもこの時期だが、程なくして淘汰さ れる。主としてインパクトのある作品が多く、「地頭」「峰ソタ」「 ダルメシアーン」等が有名である。


『若手作家の作品』:
シュール習字黎明期には、多様なセンスの作家たちが鎬を削っていた。 全てを挙げていけばきりが無いのだが、「水戸混んどるやん(ミトコン ドリア)」のI氏や、「普通のイカよりデカいイカ」のN氏は特筆すべ き存在である。


7月某日:
"目安箱"が収容限界を超えた為、緊急に"ネオ目安箱"が設置される。こ の時期、革新的な作品(近日公開)をS氏が発表し、これにより、シュ ール習字の新たな可能性が啓示された。他の作品には、「なるべく時 計回り」「阪神対魯迅」「きみまろ」等がある。


『ブルース居留守事件』:
大衆に受けは良いが、作品の質を下げてしまう"駄洒落"の是非は、長 く棚上げされていた問題であった。しかし、ここに来て、アスモさんの問 題作「ブルース居留守」をめぐり、業界を二分する大論争が行われる。 数日にわたる討論の末、駄洒落は不可とする、歴史的判例が示された のであった。


『ギャップ系』:
作品を生み出していく過程において、「全治94年」「六甲のドブ水」のような、前後の言葉のギャップを利用した技法"ギャップ系"が存在することが明らかとなった。古典的だが作りやすく、初心者にはお薦めの技法である。一方、ギャップ系にあまり捕らわれていない「三匹ともキジ」「そこでは王様」などが、より高く評価される傾向があるのも事実である。


ブルース居留守事件から数日:
アスモさんにより、"2成分シュール仮説"が発表される。何気ない単語を組み合わるというシュール技法の先駆けとなった。これを基に、シュール習字プロジェクトが発足され、数多の作品が作られることとなる。


7月26日:
新たな展開を目指し、シュール習字ホームページを公開。現在に至る。

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